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体内の不要物質の処理「タンパク分解」

人の体は成長してゆく過程や、
病気や老化から身を守るために、
不要なものを処理するシステムを備えています。
たんぱく質を自らの力で分解をするシステムのことを
「プロテオリシス」といい、
オートファジーやユビキチンプロテアソームシステム、
その他様々なシステムが発見されています。
不要物質の処理には
エネルギーが必要です。
ごみの処理に、
自らがごみをまとめて収集所に捨てることから、
ゴミ収集業者が車と多くの人手によって集め、
燃やしたり埋め立てたり、リサイクルするという、
手間がかかるように、
人の体内で不要物質を処理することも、
十分なエネルギーがなければできません。
「タンパク分解」についても同じことで、
肉体に十分なエネルギーを生み出す能力がなければ
机上の理論のようには分解反応が進みません。
アポトーシスという
プログラムされた細胞の自己死も
自らの細胞を自らがタンパク分解するわけです。
がん細胞を自らの力で処理し自然治癒に近づくためには
とても重要な機構です。
元気でエネルギーが充実している人であれば、
プログラム通りにアポトーシスというシステムが発動することでしょう。
しかし、
エネルギーの使い道を
ストレスやお仕事、趣味などに使いすぎて、
アポトーシスなどの異物処理に利用できなかったとしたら
私たちの体はどうなるでしょうか?
結果としてがん細胞が増え、
がんが発症することとなるのです。
補足ですが、
アポトーシスはがん細胞の処理だけのためのシステムではありません。
胎児が母体の中で発育成長してゆく過程にはこのシステムなくては、
人体の形成はできません。
手足の指が形成される過程も
最初指は5本に分かれてなくグローブ状にくっついています。
おたまじゃくしが、
最初はヒレのようであった手足に
次第に指ができてくるのを観察したことがある方も多いかと存じます。
一本一本に形成される過程で
指の間の組織を自ら消滅させている処理こそが
アポトーシス(プログラム細胞死)なのです。
人体を健康に成長させたり、維持するのに、
いかにアポトーシスを含むタンパク分解機構が大切かは
私がいうまでもありません。
きちんとタンパク分解機構にエネルギーを利用できるような状態を
ライフスタイルも含めて作りあげる事が必要です。

田辺 豪
大和漢方センター田辺薬局の代表・薬剤師
私が営む薬局は「健康相談薬局」というスタイルが特徴です。
個々の疾病や症状に応じてご提案します。
お客様に対して専属の相談担当者が、ご提案とアフターケアを担当します。
初回の、ご相談から、漢方薬や保健薬、健康食品の選定及び販売、養生法の指導、等の提案及び販売に要する時間は60〜90分を目安としています。2回目以降は30分を目安としています。
漢方と中医学の考え方をもとにした治療観や健康観をもって提案します。
人間にもともと備わる「自然治癒力」を最大限に引き出せるような方法を考えて提案します。
日本国内で製造している漢方薬を取り揃えています。
日本製の独創的な保健薬と健康食品を厳選して取り揃えています。
オーガニックで自然派な保健薬、健康食品を取り揃えています。
希少生薬を活用することがあります。
動物生薬を活用する事があります。
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