さがみ野で2025年5月に漢方薬局をOPEN 動画はこちら

小児の風邪

このところ風邪がかなり大流行している。
神奈川県内ではインフルエンザもすでに出たと聞いている。(真相は未確認です)
先日から1歳の赤ちゃんに漢方の風邪の処方を挑戦していただいている。
私自身の弱気な一面が垣間見え、
汗がなかったのに、汗を出す処方を積極的にお奨めできなかった。
現在は3日目。
経過を観察している。
よくなって欲しい、の一心です。
毎日お母さんから克明に状況の説明をしていただいているので、本当に助かっています。
風邪の中にはゼイゼイと呼吸音がでる場合がしばしばある。
これを喘息とするのはいかがなものか。
気管支拡張剤を多用しすぎではないか?
私も小児の頃は、風邪をひくとゼイゼイヒューヒューがでていた。
いまだかつて一度も気管支拡張剤を使ったことはない。
確かに発病しているまさにその時は苦しかった。
しかし、日柄は必要も、時間経過とともに必ず治る。
病と闘うというのはこういう事だと思う。
感染症が一度発病すれば、発熱し、血流をよくするので、腫れや痛みを伴う。
咳は、肺の一生懸命に押し広げ呼吸を整えるべく、脳が自発的に行っている症状である。
それを止めても結局のところ風邪が治るわけではない。
なんでもかんでも止めることばかりをするのではなく、咳が止まるまでは体の反応を静観する努力も必要だと思う。
風邪を引いたお子さんを診ていると、早くよくなってほしい一心で、ついついいろんなものを食べさせたりしがちではないか?
欲しがるものばかり与えてはいないか?
治すときには、できるだけクスリも食べ物の減らすべきだと思う。
自然治癒力を最大限に発揮するにはそのような事が必要だと思う。
すぐに治そうとばかり考えていないか?
そもそも発病した時点で、体力は落ちているはずである。
体の回復には数日は絶対に必要だ。
効いた、効いたと、喜んでばかりいてはいけないと思う。

田辺 豪
大和漢方センター田辺薬局の代表・薬剤師
私が営む薬局は「健康相談薬局」というスタイルが特徴です。
個々の疾病や症状に応じてご提案します。
お客様に対して専属の相談担当者が、ご提案とアフターケアを担当します。
初回の、ご相談から、漢方薬や保健薬、健康食品の選定及び販売、養生法の指導、等の提案及び販売に要する時間は60〜90分を目安としています。2回目以降は30分を目安としています。
漢方と中医学の考え方をもとにした治療観や健康観をもって提案します。
人間にもともと備わる「自然治癒力」を最大限に引き出せるような方法を考えて提案します。
日本国内で製造している漢方薬を取り揃えています。
日本製の独創的な保健薬と健康食品を厳選して取り揃えています。
オーガニックで自然派な保健薬、健康食品を取り揃えています。
希少生薬を活用することがあります。
動物生薬を活用する事があります。
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