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低炭水化物ダイエットと不妊症・不育症との関係

子宝漢方コンシェルジュ!のごう先生こと田辺豪です。
「低炭水化物ダイエット」は長く続けると危険という解析結果が発表されました。
近頃、不妊治療中の女性で多いのが良質な炭水化物をなぜか減らしてしまっているというケースです。
(良質な、という所はとても大切なポイントです!)
血糖値やHbA1cが高かったり、コレステロールが高めだったりする場合に、ほとんどの人がまず「ご飯」を減らしてしまいます。
主食であるコメやパンを控える「低炭水化物ダイエット」を5年以上続けると、死亡率が高くなるかもしれないという解析結果が、国立国際医療研究センター病院糖尿病・代謝・内分泌科の能登洋先生等によって発表されました。
糖質制限食に関する492の医学論文から、人間での経過を5年以上追跡し死亡率等を調べた海外9論文を分析されたとのこと。
対象は、特に病気のない地域住民や医療スタッフ等、計約27万人。
摂取した総カロリーに占める糖質の割合に応じて10グループに分けられたのです。
5~26年の追跡期間中に、計約16000人が死亡していましたが、糖質摂取量の割合が最も少ないグループの死亡率が、最も多いグループの1.31倍であったとのことで、統計上の明確な差が出たとされます。
主食を減らし、おかずを多く食べる。
食事が減り、菓子や飲酒量などが増える。
糖尿病だけの問題にとどまらず、これは妊婦さんや不妊治療中の方々にもいえることのように感じます。
悪阻がひどい妊婦さんも、ご飯の臭いがだめだから、アイスクリームやゼリー、フルーツなど、食べている物は決して良いとはいえません。
死亡率が高くなる食生活は、受精の為のエネルギー、細胞分裂の為のエネルギー、着床するためのエネルギー、ホルモンを産生するためのエネルギーなどにも、良いわけがありません。
子宝相談を通して、食事の事も、体を休める事も、ライフスタイルも、色々な事を考える機会になります。
全ては、今が未来を作り、将来の子供たちの世界を作ります。
赤ちゃんが欲しい、無事に出産したい、体を変えたい、簡単な治療の前に、目の前にできる事は沢山あるはずです!
食事こそ自分の力で積極的に良い事を取り入れる事ができることです。
妊娠可能な時期の日本人女性は欧米人女性に比べて低体重です。
それも、大いに影響している事だと思います。
体を、卵を、子宮を、精子を、しっかり育むためにも、ごはんをしっかり食べて下さいね。
皆様の願いが叶いますように!
漢方の知恵と、生命力をしっかりサポートするお手伝いをご提案します。

田辺 豪
大和漢方センター田辺薬局の代表・薬剤師
私が営む薬局は「健康相談薬局」というスタイルが特徴です。
個々の疾病や症状に応じてご提案します。
お客様に対して専属の相談担当者が、ご提案とアフターケアを担当します。
初回の、ご相談から、漢方薬や保健薬、健康食品の選定及び販売、養生法の指導、等の提案及び販売に要する時間は60〜90分を目安としています。2回目以降は30分を目安としています。
漢方と中医学の考え方をもとにした治療観や健康観をもって提案します。
人間にもともと備わる「自然治癒力」を最大限に引き出せるような方法を考えて提案します。
日本国内で製造している漢方薬を取り揃えています。
日本製の独創的な保健薬と健康食品を厳選して取り揃えています。
オーガニックで自然派な保健薬、健康食品を取り揃えています。
希少生薬を活用することがあります。
動物生薬を活用する事があります。
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