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「鼻」と生殖能力

人相と体の関係は古より私たちの興味をそそる話題です。
とりわけ鼻は生殖器との関連が深いというイメージを持っている人は多い。
これが意外と当てずっぽうではない。
徳島大学名誉教授 大黒 成生先生の論文
「鼻に起源する性腺刺激ホルモン放出ホルモン(LSRH)細胞」(1999)は
実に興味深い。
このホルモンがでると生殖腺刺激ホルモンが放出され、
女性も男性も生殖活動が始まる。
また神経細胞を刺激して性行動を引き起こすもとにもなっている。
嗅覚的な刺激と性行動が強く結びついてるのもうなずける。
《大黒成夫 「生殖細胞のドン」(理工学社)》
《立花隆 「ぼくの血となり肉となった500冊そして血にも肉にもならなかった100冊」》
漢方の生体観で鼻は「肺の竅(穴)」とあり、
「肺」は大腸や皮毛(体表)の力の源でもある。
この「肺経」の機能は、
呼吸により大気からエネルギーを得ることや、
体の防御、
排便など多岐に渡っている。
現代病をよく漢方的な視点で観察していると、
鼻炎や皮膚炎、
喘息や気管支炎、
風邪引きやすい、
咽が弱い、
咳が出やすく治りにくい、
ちくのう症、
便秘や下痢、
など「肺経」に関わる疾病が多い事に気がつく。
老若男女問わず鼻声や口呼吸のヒトも多い。
鼻呼吸ができないのには、
食べすぎ習慣も肺の弱さを更に助長しているという背景もある。
体調が様々なことから影響を受けていることが
容易に想像がつく。
私たちの脳から1時間に1回の割合で基礎分泌しているというLSRH。
発生学的起源である鼻と「肺経」に関わる疾病が多い現代人。
この関係性はひょっとしたら
日本の少子化に一役買っているかもしれない。
少子化(不妊)に限らず、
病気がちな虚弱児や
性同一障害など
様々な原因としても
重要な要素かもしれません。
子宝をご希望されている方々は、
排卵や子宮の状態、
精子の運動率など、
局所的なことにばかりとらわれ、
全体のコンディションにまで気が回っていない。
視点を変えパートナーの鼻の調子を気にとめてみては?
ひょっとしたら
漢方の知恵がお役に立てることが
まだまだ沢山あるかもしれません。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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田辺 豪
大和漢方センター田辺薬局の代表・薬剤師
私が営む薬局は「健康相談薬局」というスタイルが特徴です。
個々の疾病や症状に応じてご提案します。
お客様に対して専属の相談担当者が、ご提案とアフターケアを担当します。
初回の、ご相談から、漢方薬や保健薬、健康食品の選定及び販売、養生法の指導、等の提案及び販売に要する時間は60〜90分を目安としています。2回目以降は30分を目安としています。
漢方と中医学の考え方をもとにした治療観や健康観をもって提案します。
人間にもともと備わる「自然治癒力」を最大限に引き出せるような方法を考えて提案します。
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