うんちと介護

便の質を良くするシンバイオティクス療法が介護の分野で注目されています。
介護をする人にとって便の扱いは苦労が多く、介護を受ける側の方々も、排便トラブルが迷惑をかけているのではとお悩みの種になっています。
シンバイオティクスとは、プロバイオティクス（腸内有用菌）とプレバイオティクス（有用菌を助け便質や腸内環境を良く保つ繊維質やオリゴ糖）を合わせたもので、良質な便を形作り不快な臭いを減らすのに役に立ちます。
介護度や体の状態によっては、これだけで便秘や下痢を改善することはできませんが、毎日を摂取すると、形のある便や、べたべた汚れない便、硬すぎない便、不快な臭いの少ない便へと改善します。
便秘や下痢がひどい場合は、最適な漢方薬をお選びしますので併せてお使い下さい。
便秘と下痢は正反対なようですが、老化や病気、日々のストレスなど、体力が著しく低下した結果に悪化します。
楽しい事でも疲れた後や入浴後など、体力を消耗した後に、下痢や便秘が悪化する要介護者はとても多いです。
介護の現場で多いお声に下痢や便秘が悪化すると連動して認知症も悪化します。
まさに便は健康のバロメータです。
お腹は環境の影響も受けやすく、冷房で冷えるこれからの季節や冬の寒い時期、季節の変わり目や梅雨時の気圧が変わりやすく湿度が高くなる季節などは急に悪化しやすく要注意です。
慢性的に便秘や下痢でお悩みの高齢者や要介護者は、細胞レベルで甚だしく弱っています。
シンバイオティクス療法と併せて、「成長因子」を補給し滋養する栄養療法が有効です。
特にご自宅でご家族の介護をされているかたにお伝えできたらと思っています。
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