さがみ野で2025年5月に漢方薬局をOPEN 動画はこちら

酸化マグネシウム(マグラックスやマグミットなど)の塩類下剤で出にくくなってくるのはなぜ?④

塩類下剤が利用されている背景には「硬いウンチ」に対する恐怖心・不安があります。
特に痔を経験されている人ならば悪化するのをとても恐れています。
発酵力の優れた酵母菌で消化を助けるという方法。
特に高齢者は若い人と比べて消化液の分泌量も少なくなっております。
栄養の吸収や利用効率が悪化すれば、エネルギーを得る事や肉体(臓器や血管、神経、筋肉、血液など)を作り出す力も弱り、結果として肉体の機能が低下します。
この消化を助けるという事はとても大きな意味を持ってくるのです。
酵母菌は発酵により炭酸ガスが発生します。
これが温泉(炭酸泉)同等の効果により、胃と小腸上部の血行を良くしてくれます。
この方法はすぐには便の質の変化にはつながらないかもしれませんが、継続する事で胃腸だけではない全身の細胞へ良い影響を及ぼします。
栄養素の消化がよくなる。
酵母自体が発酵によって生み出す栄養素を得る事ができる。
結果として内臓の細胞の生まれ変わりや筋肉の働きが回復し、便量が増えたり便意を感じるようになるのです。
⑤へつづく
「今すぐにスッキリ便を出す!」という事こだわっていません。
一時的に出す事だけを提案していた時代は、便秘薬をとっかえひっかえしながらどんな形であろうとも便を出す事を結果と考えてきました。
実際は内臓平滑筋や括約筋の筋力、腸内フローラ(腸内細菌)、腸管免疫などの状態に応じて、便を作る能力や便を運ぶ能力に個人差があります。
指を肛門から入れてかきだそうとしても、浣腸をしても、便が出なく苦しんでいる人は大勢いるのです。
便自体がまだ直腸へ達していない、ないしは便量自体が減っているのです。
だからこそ下剤に頼らぬ「便秘解消」が必要なのです。
これからも真剣に取り組んでまいります!

田辺 豪
大和漢方センター田辺薬局の代表・薬剤師
私が営む薬局は「健康相談薬局」というスタイルが特徴です。
個々の疾病や症状に応じてご提案します。
お客様に対して専属の相談担当者が、ご提案とアフターケアを担当します。
初回の、ご相談から、漢方薬や保健薬、健康食品の選定及び販売、養生法の指導、等の提案及び販売に要する時間は60〜90分を目安としています。2回目以降は30分を目安としています。
漢方と中医学の考え方をもとにした治療観や健康観をもって提案します。
人間にもともと備わる「自然治癒力」を最大限に引き出せるような方法を考えて提案します。
日本国内で製造している漢方薬を取り揃えています。
日本製の独創的な保健薬と健康食品を厳選して取り揃えています。
オーガニックで自然派な保健薬、健康食品を取り揃えています。
希少生薬を活用することがあります。
動物生薬を活用する事があります。
目次