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女性に便秘や下痢が多いのと「がん」の関係

そういえば便秘は女性の方がご相談が多いです。
無理に関連付けるわけではありませんが、便秘の予防をすると近年女性に増加している「大腸がん」や「肺がん」の予防につながると考えています。
平成22年度の女性部位別のがん死因は、1位・大腸がん、2位・肺がん、でありどちらも近年増加してきました。
発症している部位を漢方の臓腑、および経絡に照らし合わせてみると「肺大腸経」に相当します。
がんが検査で見つかる前から、何かしらの異変が関連する経絡に現れているはず。
漢方の知恵を予防に役立てたいと常々考えています。
発生学的に身体を管と例えると、肺大腸は内側の粘膜組織で、空気や食べ物、排泄物などと常に接する、体の外と内の境界の組織です。
常に負担が多くかかる場所なので良い状態に保つためには、短いサイクルで表面の細胞が新しく生まれ変わる事と、粘膜表面の環境整備が必要です。
細胞の生まれ変わりに必要なだけエネルギーが行き届かなくなるとがん化の確立が高くなります。
がんが増える前の状態になると、大腸であれば便秘や下痢が、肺であれば鼻炎や上気道炎、気管支炎、肺炎、になりやすくなり、どちらも粘膜から出血しやすくなります。
手の人差し指や親指、腕や肩などには肺大腸の経絡が通っているので、へバーデン結節やバネ指、肩こり、四十肩なども注意信号だと考えられます。
これらも女性に多い疾患ですね。
肺のエネルギーが低下すると、疲れやすくなり、声が小さくなり、しゃべりたくなくなり、咽を痛めやすくなり、風邪ひきやすくなり、汗をかきやすくなります。
カラオケですぐに声ガレしてしまう人は、漢方的には要注意と考えられます。
人によって現れるシグナル様々ですが、検査で異常が現れる前から様々なシグナルが現れているのです。
シグナルに応じた漢方で常々対処しておく事こそが、「がん」予防に最も必要だと考えています。
             

田辺 豪
大和漢方センター田辺薬局の代表・薬剤師
私が営む薬局は「健康相談薬局」というスタイルが特徴です。
個々の疾病や症状に応じてご提案します。
お客様に対して専属の相談担当者が、ご提案とアフターケアを担当します。
初回の、ご相談から、漢方薬や保健薬、健康食品の選定及び販売、養生法の指導、等の提案及び販売に要する時間は60〜90分を目安としています。2回目以降は30分を目安としています。
漢方と中医学の考え方をもとにした治療観や健康観をもって提案します。
人間にもともと備わる「自然治癒力」を最大限に引き出せるような方法を考えて提案します。
日本国内で製造している漢方薬を取り揃えています。
日本製の独創的な保健薬と健康食品を厳選して取り揃えています。
オーガニックで自然派な保健薬、健康食品を取り揃えています。
希少生薬を活用することがあります。
動物生薬を活用する事があります。
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