「扶正去邪」　漢方の花粉治療は意外と効く　後遺症リスクも減

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、涙目、皮膚や粘膜のかゆみを伴う厄介な花粉症の症状は、アレルゲンが体中へ拡散するのを防ぎ、可能な限り局所で処理するために発現し、かなりの生体エネルギーを消耗するものです。
スポーツ選手でも花粉症になるとモチベーションが下がります。
仕事の効率も悪化し、経済損失が大きいことが問題になっています。
短期的な視点では炎症による日常生活への支障ばかりが目につきますが、中長期的に健康を保つ上では、もっと深刻な問題があります。
基礎疾患（持病）の悪化と、後遺症リスクが高くなるという事です。
たとえば、花粉症がひどく体力が消耗。血圧が高くなり脳出血発症。まさか花粉症が悪化要因になるとは誰も想定していません。
しかし、現実に肉体の消耗は、ありとあらゆる病気の悪化原因であることは否めません。
高血圧・糖尿病・高コレステロール血症・心臓疾患・脳血管疾患・ぜんそく・アトピー皮膚炎・便秘・大腸炎・がん・関節痛・神経痛・自律神経失調症・うつ病・不眠症・妊娠病・授乳中婦人病・男女不妊など、様々なリスクが高くなるのです。
漢方の花粉症治療は専門用語で「扶正去邪（読み：ふせいきょじゃ）」という、体力増強と炎症治療を併せて行います。
抗アレルギー剤のようにアレルギー反応を抑えるだけではないので、基礎疾患や後遺症リスクを悪化させることなく、意外と速効性があります！
花粉飛散が数カ月にも及ぶので、中長期間治療に適しております。
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