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残便感①

排便トラブルの中で多いのが「残便感」です。
残便感とは、
便が出にくかったり、
出た後でも残っている感じがする、
というものですが、
実際に排便後の直腸に便そのものが残っているということではないと私は考えています。
残便感のご相談におみえになるのは圧倒的に女性が多いです。
原因も大まかに何パターンかに大別できます。
その1つがお腹ぽっこりタイプです。
具体的には、
1、一度の食事量が多い人はその重みによって
2、カロリーの多いものが好きで内臓脂肪がたまっていく人はその重みで
3、食事はさほど食べなくてもお酒が好きな人は、結果としてたまる脂質によって
腹圧が骨盤内にある腸(S状結腸から直腸)や膀胱、子宮卵巣、という臓器を圧迫することで、
骨盤内の臓器や血管、リンパ管、などが窮屈な状態になり、
その結果として自覚するのが残便感なのです。
便ではなく、
排便後に圧迫された隣接臓器(膀胱や子宮卵巣)が便のように感じてしまう、
もしくは長期にわたる圧迫から肛門周囲の静脈血流を悪化させ生じる内痔核がまるで便のように感じてしまう、
というものであろうと存じます。
これはまるで妊娠中の腹圧がかかった女性のお身体のようで、
妊娠中も便のトラブルや痔はつきものです。
中高年層の女性に残便感を訴える人がおおくなるのは、
腹圧がかかるような内臓脂肪・食物重量・体重などが影響しているのです。
また、
腸内の善玉菌も加齢によってどんどん減り、
また更年期より月経や女性ホルモンの減少を境に太りやすくなる、
というお身体の節目も、
太りやすくなるという事が影響しているでしょう。
残便感を治すためには、
お身体やライフスタイルの総合的な改革が不可欠です。
それが結果として、
より美しく、より大病になりにくい、
そんなお身体が保てて、
コンディションがよくなると精神的にも前向きで充実してくるわけです。
今、多少太っていたからといって、
とりわけ大きなお悩みがなくても、
ひとたびバランスを崩すととても治りにくくなります。
できるだけお身体が充実しているときにこそ、
よりよいお身体を保ってほしいと願います。
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田辺 豪
大和漢方センター田辺薬局の代表・薬剤師
私が営む薬局は「健康相談薬局」というスタイルが特徴です。
個々の疾病や症状に応じてご提案します。
お客様に対して専属の相談担当者が、ご提案とアフターケアを担当します。
初回の、ご相談から、漢方薬や保健薬、健康食品の選定及び販売、養生法の指導、等の提案及び販売に要する時間は60〜90分を目安としています。2回目以降は30分を目安としています。
漢方と中医学の考え方をもとにした治療観や健康観をもって提案します。
人間にもともと備わる「自然治癒力」を最大限に引き出せるような方法を考えて提案します。
日本国内で製造している漢方薬を取り揃えています。
日本製の独創的な保健薬と健康食品を厳選して取り揃えています。
オーガニックで自然派な保健薬、健康食品を取り揃えています。
希少生薬を活用することがあります。
動物生薬を活用する事があります。
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