筋肉細胞が酸欠や栄養不足に陥り、
血流やリンパの流れも悪くなり、
結果として老廃物が多く溜まってしまうと、
筋肉は引き攣ってしまいます。
こうして足がつってしまうのです。
人の体には大小合わせて600以上の筋肉があります。
意識して動かすことができる随意筋(骨格筋)だけでなく、
意識して動かす事はできませんが、
生命活動を営むために自動調節で働いている不随意筋(平滑筋)もあります。
腸閉塞や腸捻転は、
腸の筋肉がつった状態です。
不随意筋(平滑筋)がつってしまった状態なので
自分ではどうすることもできません。
ギューっと痙攣状態が長期化すると
栄養と酸素が無い状態ですから
その部位は壊死してしまいます。
そんな悠長なことは言っていられないほどの痛みで
気絶してしまうでしょう。
腸管のみならず、
体中の平滑筋がつってしまう可能性もあります。
心筋・呼吸器・気管・血管など、
体中のすべての筋肉がつってしまうような状態になったとしたら
命はいくつあってもたりないでしょう。
腸閉塞なんてそう簡単には起こらないと
軽々しく考えてはいませんか?
腸閉塞とまではいかないまでも、
その前兆症状が足のつりであるのは言うまでもありませんが、
お腹が張るという症状を感じている人はその予備軍です。
慢性便秘症も場合によっては腸閉塞予備軍といえます。
急に寒くなるなどの温度変化で悪化するケースが多いです。
漢方では「直中」といい、
お腹の中に冷えがズーンと入ってしまいお腹が冷え痛みひきつります。
常日頃から筋(筋肉)に十分な酸素と栄養を行きわたらせるためには、
そしてその良い状態を保つためにすべきことは?
私がご提案するよき便通を保つ方法の真髄がここにあると思っています。
お腹が張るという感覚も、お腹の筋肉がつりそうになっている注意信号の一つです。
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