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無理な断食は絶対に禁物!

大分県で昨年4月、アトピー性皮膚炎で断食療法を受けていた神戸市東灘区の女性=当時(27)=が死亡する事件があった。
女性は寝たきりの飢餓状態となり急性肺炎でお亡くなりなられた。
約50キロあった体重が、約2週間後にお亡くなりになった時には約40キロまで減っていたそうだ。
容疑者がみつかったという報道があった。
解毒を目的にプチ断食をすすめているところが増えている。
宿泊をしながら行うという施設も増えている。
当店のお客さまでチャレンジされた方も実際におられる。
確かに現代の日本人は圧倒的に食べすぎだと思う。
そして、化学物質や重金属といった、有害なものを、気づかぬうちに取り込んでいると思う。
だから、食べ過ぎの生活習慣をかえないといけないと思う。
だけど、持病や現状の体調、体重、などにあわせた解毒法を考えるべきであって、断食に近い事をすればいいわけではない。
また行う側も、断食のプログラムをきちんと守らないといけない。
なぜなら、断食中の体には危険が沢山あるからです。
そもそも断食している(近い形でも)のですから、体は乾いたスポンジ状態です。
砂漠で遭難した際に急に食べ物を与えてはいけないように、
海で漂流した際に海の水は飲んではいけないように、
空っぽの状態で、急に味の濃いものが入ってくると体は受け止めきれなくなるのです。
尿毒症から腎障害や肝障害へと発展し命に関わることになるのです。
断食施設を自分の意思で抜け出して「ラーメン」なんて食べたら絶対にいけないんですよ!
今回の事件の詳細はわかりません。
断食はアドバイスする側にも、
様々な病気に対する知識や、
栄養に対する知識、
体の知識が必要だし、
断食する側にも、
してはいけないことを守る義務があります。
それができないと命に関わるようなことになりかねないのです。
また、
適正体重の下限以下へのダイエットなどそもそも危険だし、
なおかつ持病がある人の場合はなおさらです。
日頃食べ過ぎている内臓に休息を与える!
という意味での「プチ断食」は、現代人に必ず必要となってくると私は考えています。
しかし、
正しい知識と、それに挑む心構えが大切だという事を忘れないでいただきたいのです。
本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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原宿発 「食の問題」提議! 幅広い問題定義には脱帽です LOWRIDER
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田辺 豪
大和漢方センター田辺薬局の代表・薬剤師
私が営む薬局は「健康相談薬局」というスタイルが特徴です。
個々の疾病や症状に応じてご提案します。
お客様に対して専属の相談担当者が、ご提案とアフターケアを担当します。
初回の、ご相談から、漢方薬や保健薬、健康食品の選定及び販売、養生法の指導、等の提案及び販売に要する時間は60〜90分を目安としています。2回目以降は30分を目安としています。
漢方と中医学の考え方をもとにした治療観や健康観をもって提案します。
人間にもともと備わる「自然治癒力」を最大限に引き出せるような方法を考えて提案します。
日本国内で製造している漢方薬を取り揃えています。
日本製の独創的な保健薬と健康食品を厳選して取り揃えています。
オーガニックで自然派な保健薬、健康食品を取り揃えています。
希少生薬を活用することがあります。
動物生薬を活用する事があります。
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