さがみ野で2025年5月に漢方薬局をOPEN 動画はこちら

調子にのってしまう自分

私は父が営んでいる店の2代目として今の仕事をしている。
お店にご来店されるお客様は何らかのお悩みを抱えてわざわざおみえになるので、いつも元気な相談相手でいたいと心がけている。
しかし本当はそんなに強くない自分がいるので、一緒に仕事をしている父にはいろんな意味で負担をかけている。愚痴ったりもするし文句も言いたい放題で我慢もせず父にはあたってしまう。
父は乱れた私を方向修正するべくいつもどっしりとしているし多くを語らない。おそらくものすごく我慢をしているのだろうと思う。私は小型犬のようにきゃんきゃんと吠える弱い人間だ。
私はそんな自分にも嫌気がさしている事を知っている。おそらくこのまま心が落ちていくと自分も鬱になってしまうのだろうと思う。父はそんな私にもいつも助け舟を出してくれる。
普段は忘れっぽく一見ずぼらにみえてしまう父の「気遣いの人」たる所以だろう。
親はなんてすごいのだろうと思う。
人には得手不得手がある。
私は変なところが細かくて、レジのお札の向きがバラバラだったりするととっても耐え難いのですが、そんなところは父は無造作に気にも留めない。
そんな細かいことがつもりつもっていくと、私はすぐに小さな噴火をしてしまう。
なんて小さい男だ・・・。
いつからこんなに小さなやつになりさがってしまったのだろうと思う。
いっつも忙しくしているのも、自分が好き好んでやっているのに誰かのせいにしたくなる。
そんな小さい自分がいる。
人はどんなに強く見えても誰しも色々な悩みを抱えている。私のこんな悩みなど他の方からすれば些細なことにすぎないかもしれないけれど、当人にとってはとっても大きな問題で、いつも八つ当たりされている父にすまないと思う。私は父の立場に成り代わることなど到底できない。
いつも自分に戒めを!と思うのだけどやっぱり自分に甘い。人とはなんと弱い生き物なのだろうと思う。
私なりの頑張り方は、それは私のもので人に強要するものではない。
自分はこんなにしているのに!と人に見返りを求めてはいけないのに、私は無意識のレベルで見返りを懇願している。汚い心の奥底が見え透いて恥ずかしい。
そんなネガティブな思いも、今日の雨と一緒に流してしまおう。
人は一人で生きているのではないのだと、今日も確信した。
ありがとうございます。
明日からまた頑張ります!

田辺 豪
大和漢方センター田辺薬局の代表・薬剤師
私が営む薬局は「健康相談薬局」というスタイルが特徴です。
個々の疾病や症状に応じてご提案します。
お客様に対して専属の相談担当者が、ご提案とアフターケアを担当します。
初回の、ご相談から、漢方薬や保健薬、健康食品の選定及び販売、養生法の指導、等の提案及び販売に要する時間は60〜90分を目安としています。2回目以降は30分を目安としています。
漢方と中医学の考え方をもとにした治療観や健康観をもって提案します。
人間にもともと備わる「自然治癒力」を最大限に引き出せるような方法を考えて提案します。
日本国内で製造している漢方薬を取り揃えています。
日本製の独創的な保健薬と健康食品を厳選して取り揃えています。
オーガニックで自然派な保健薬、健康食品を取り揃えています。
希少生薬を活用することがあります。
動物生薬を活用する事があります。
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