さがみ野で2025年5月に漢方薬局をOPEN 動画はこちら

産後の女性のお体のために

妊娠してお子さんを母胎の中で育むという事じたいが、ものすごく消耗する事なんです。
あまりに当たり前の事で、妊娠中と産後の女性のお過ごし方やお体の状態をあまりに軽く考えすぎる風潮がある。
女性はご自身の生命力を胎児に与え続けます。出産も大量の出血をします。母乳ももとは血液なので血の消耗も続きます。
妊娠と出産は母胎と胎児がおこなう命がけの生命の架け橋なのです。
現在の産婦人科では、陣痛促進剤による計画出産や産後早期の退院と運動の強要という、昔とあまりにかけはなれた出産と産後の過ごし方を当たり前のようにさせます。
中にはきちんとされている所もあるとは存じますが。
当店にご来店される妊婦さんや産後の女性の大半が、妊娠中と産後の養生のやりかたを把握されていません。
書籍などの情報誌にだってめちゃくちゃなことが書いてあるご時世です。
自分の体は自分自身でしか守る事はできません。
産後は兎に角大量の出血をします。「補血薬」という漢方薬を産後に服用されるとよいです。
産後にかなり体が弱っている人の場合は「補気薬」も必要です。
産後のお体の状態によっては他にもお薬が必要な場合があります。
当店では産後の女性によく煎じ薬の漢方薬をおすすめしています。
煎じ薬をしたことなど無い方ばかりですので、最初はちょっと嫌がられますが、そのうちにとても美味しいと好評をいただいております。弱った体に力を与えるようなお薬は美味しいものが多いんです。
よくお作りするお薬に「当帰建中湯」や「帰耆建中湯」という処方があります。
これは本当に美味しく評判の処方です。ただし、同じ名前の粉薬も各社からでていますが、全くといっていいほど効きません。味も煎じ薬の方がよっぽど美味しいです。
同じ名前でも全くことなるお薬といっていいほど、煎じ薬と粉薬では差がありますのでご注意を!
妊娠・出産・産後は女性にとって将来の体調を左右するほど大切な時期です。
大事にお過ごしいただきたいものです。

田辺 豪
大和漢方センター田辺薬局の代表・薬剤師
私が営む薬局は「健康相談薬局」というスタイルが特徴です。
個々の疾病や症状に応じてご提案します。
お客様に対して専属の相談担当者が、ご提案とアフターケアを担当します。
初回の、ご相談から、漢方薬や保健薬、健康食品の選定及び販売、養生法の指導、等の提案及び販売に要する時間は60〜90分を目安としています。2回目以降は30分を目安としています。
漢方と中医学の考え方をもとにした治療観や健康観をもって提案します。
人間にもともと備わる「自然治癒力」を最大限に引き出せるような方法を考えて提案します。
日本国内で製造している漢方薬を取り揃えています。
日本製の独創的な保健薬と健康食品を厳選して取り揃えています。
オーガニックで自然派な保健薬、健康食品を取り揃えています。
希少生薬を活用することがあります。
動物生薬を活用する事があります。
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