さがみ野で2025年5月に漢方薬局をOPEN 動画はこちら

人に会うことで生まれる様々な力(?)

今週来週は立て続けに仕事のあとや定休日に勉強会がある。
火曜日の夜に新宿で勉強会があった。
東京と神奈川の20〜40代の薬局薬店で仕事をしている方々との勉強会で
若手会なる呼び名がついている。
薬局薬店の業界は高齢化が甚だしい。話はそれるけど、
私が薬科大学を卒業した頃の就職の状況を考えれば当たり前なのかもしれ
ない。
就職という現実的な問題を無視する事はできないからしょうがないのかもしれ
ないのだろうか・・・。
薬科卒業後の就職は、製薬メーカーの営業・学術・開発・研究、病院・調剤薬
局勤務、ドラッグストアー勤務、というのがほとんどで、相談薬局・漢方薬局と
なるとほとんど、就職の窓口としてはなく、自分で開局しようと考える人も殆ど
いないのは当たり前である。
私のような2代目も、経営の不安定な薬局家業に跡目を継ぐ事に不安を感じ
跡を継がない人もとても多い。
つまり、相談薬局というカテゴリー自体の存在をあまり知られていないし、就職
の情報にも載っていない。
話がそれたけど、つまり若手というのがとても少ないというのが現実なのだ。
でも私はセルフでチョイスする事よりも、人に相談して考えるという方法も必要
だと感じている。結構セルフチョイスは危ない事もあるからだ。だから、うちの
お店みたいなものも必要だと思っている。
私はお話するのが嫌いな方ではないので、ついつい応対の時間が長くなって
しまう。というか、始めて会った人にすぐにアドバイスできるほどの洞察眼も能
力もまだあるはずはなく、じっくり判断しないと不安なのだ。
薬局・薬店の高齢化の話はこれぐらいにしておいて・・・。
独学で勉強していると独りよがりのため、ついつい見落としてしまう所というのが
必ずある。人と話、感じ、ひらめく、といった事ないと、発想も貧困になってしまう
し、応用力に欠けてしまう。色々な人の色々な発想に刺激を受けると、なんか自
分自身がバージョンアップしていくような感覚になる。
勉強もしかり、健康作りもしかり、だと思う。
私は結構緊張するたちなので、そんなに人付き合いは上手では正直ない。
でも、色々な事に刺激を受け体の中で何かが作用すると、心に力がみなぎって
くる、そんな感じがする。
神奈川のへそから大都会新宿へ行くだけでも結構疲れる。でも肉体は疲れても
心の力があれば体も元気になるもんだ。
うちのお店にきてくる方がたとも作用し合って、お薬の力を更に引き出すそんな場
であったらいいのかなぁ、と思うようになった。
やっぱりうちの場合はお店という空間が大事だな!
模様替えしてから3ヶ月ぐらい経つけど、今だに「広くなったね!」とか「明るくなっ
たね!」と声をかけていただける。
どうしても私のセンスなので、まだまだの所は沢山あるけれど、お店にきてくれる
人といろんな作用ができるような場所でありたい、と思う。
明日の晩は、お店のスタッフと始めての勉強会を始める!
とは言っても、うちは家内工業ですので、家族同士の意志の疎通を図る場にしたい
なぁ、と思っている。
言わなくても分かる、なんていうわけにはいかないからね。
日曜日は食養生の勉強会がある。
新たな知識を得るだけではない、色々な作用を受ける場に行くのかな。

田辺 豪
大和漢方センター田辺薬局の代表・薬剤師
私が営む薬局は「健康相談薬局」というスタイルが特徴です。
個々の疾病や症状に応じてご提案します。
お客様に対して専属の相談担当者が、ご提案とアフターケアを担当します。
初回の、ご相談から、漢方薬や保健薬、健康食品の選定及び販売、養生法の指導、等の提案及び販売に要する時間は60〜90分を目安としています。2回目以降は30分を目安としています。
漢方と中医学の考え方をもとにした治療観や健康観をもって提案します。
人間にもともと備わる「自然治癒力」を最大限に引き出せるような方法を考えて提案します。
日本国内で製造している漢方薬を取り揃えています。
日本製の独創的な保健薬と健康食品を厳選して取り揃えています。
オーガニックで自然派な保健薬、健康食品を取り揃えています。
希少生薬を活用することがあります。
動物生薬を活用する事があります。
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