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こんな時に便が出にくくなる 風邪

風邪をひくと便が出にくくなる事があるってご存知ですか?
風邪と便秘。
実はとても深く関わっているのです。
ウィルスや細菌に感染すると、その戦いにエネルギーを集中する事が最優先になります。
発熱したり、心拍数を上げたり、発汗したり、ウィルスや細菌を免疫細胞が処理したり、などなど風邪をひいている状態というのは激しい運動をしているのと同じような状態なのです。
激しい運動をしている最中に、ゆっくり用を足す動物などいません。
いつ口にできるか分からない獲物を必死に追っているチーターは、猛然と走っている最中にゆっくりウンチなんてするはずがありません。
オリンピックの陸上競技100m。スタート直後!おーっと再びクラウンチングポーズから快便だ~なんてことはありません。
風邪をひいている時の体の状態としては、交感神経を活発にして、免疫細胞を活発にして、危機的な状況から体の状態を回復する事を最優先とします。
そんな時だから、便が出にくくなるモードになるのは体にとって必要な事なのです。
風邪に伴う便秘に対しても、普段から便秘を極度に気にしている人は、風邪をひいている時にも便秘薬を使用してしまいがちですが、そこは機転を利かせて一時お休みしてほしいと思います。
風邪を治そうと必死になっている体に、うんち出て~っていうのは場違いだとは思いませんか?
体が風邪を完全に治した時には、腸にもエネルギーを行き渡らせる余力がついてくるので、自然な排便が戻ってくるはずです。
高熱が下がらず便が出なくて、うわ言や異常行動などの危険性が高まるような時に、例外的に便を出してあげた方が良い時もまれにありますが、大抵は薬を使わなくても自力で回復する事が多いので早まって下剤を使わないようにされる事をお勧めしております。
高熱と便秘が続くケースでどうしても必要だと判断した場合、薬ではなく浣腸をおすすめしています。
1回の浣腸で排便によって、高熱がスーッと下がるケースはとても多いのです。

田辺 豪
大和漢方センター田辺薬局の代表・薬剤師
私が営む薬局は「健康相談薬局」というスタイルが特徴です。
個々の疾病や症状に応じてご提案します。
お客様に対して専属の相談担当者が、ご提案とアフターケアを担当します。
初回の、ご相談から、漢方薬や保健薬、健康食品の選定及び販売、養生法の指導、等の提案及び販売に要する時間は60〜90分を目安としています。2回目以降は30分を目安としています。
漢方と中医学の考え方をもとにした治療観や健康観をもって提案します。
人間にもともと備わる「自然治癒力」を最大限に引き出せるような方法を考えて提案します。
日本国内で製造している漢方薬を取り揃えています。
日本製の独創的な保健薬と健康食品を厳選して取り揃えています。
オーガニックで自然派な保健薬、健康食品を取り揃えています。
希少生薬を活用することがあります。
動物生薬を活用する事があります。
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